7.モーター
おもちゃを動かすための動力源として一般的に利用されています。
交流モーターと直流モーターがありますがおもちゃで使われているのは殆どの場合直流モーターです。
おもちゃで使われる直流モーターは永久磁石による固定磁界とコイルを巻いた回転子からなっていて回転子に流れる電流をコミュテータで切り替えて回転子の磁界を制御しています。
モーターの故障は軸受けの潤滑油の不良(固着)、ブラシの汚損、折損、コミュテータの汚損、欠損によって生起する場合が殆どです。
ブラシの折損、コミュテータの欠損は殆ど修理が不可能ですが、汚損は清掃することにより回復が可能です。
長い時間放置した場合には軸受けのオイルが固まってしまった場合には外部から力を加えて回転させる、やや高めの電圧を与えて固着を開放する等の手法で回復を図ってください。
過大な電圧を加えたことによって生じる回転子の焼損はコイルを巻き替えるしか修復の手段はありません。
おもちゃ用モーターの寿命は約50時間程度と言われています。消耗品と考えるべきでしょう。

 

・配線材
配線材は太いもの、細いもの、硬いもの、柔らかいもの、絶縁被覆を有するもの等様々ですが、やはり時間経過によって外装の絶縁被覆が劣化します。また、漏洩した電池の電解液が付着したり、絶縁被覆の内部に浸透したりして配線材そのものを劣化させる、断線させる場合もあります。
修復は殆どできませんので、交換することが最適の修復方法です。

 

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